スタッフブログ
NO836 資金繰りは財務部など特定部署の仕事なのか?
2024-09-14
おはようございます('◇')ゞ
私は前職が銀行ということもあり、主に会社の資金繰りを重要業務としております。かつて、と言ってもつい3年前位までは「営業にはお金の面で心配をかけることがないようにすることが自らの使命」として自分でもよく頑張ってきたと自負しておりますが、これは一見良いことに思えて、実は重大かつ恐ろしい過ちであった、というのが今現在の自分の考えです。今の自分であれば過去の自分に対して強烈に批判すると思います。過ちとはいえ、会社のためを想い、どんな嫌な事にも人知れず努力してきたことは自分自身の事ですので痛いほど分かりますが、それを持ってしても「間違っているぞ」と言い放つと思います。それだけ危ういことであるからです。
そもそも資金繰りとは会社の生命線であり、これが絶たれれば会社は1週間と持ちません。そんな大事を「心配をかけないように」という名目でたった一人で抱え込み、解決しようというのは単なる思い上がりでしょう。万一、ダメになった時はどう責任をとるのか?そもそも責任をとれるのか?
よく会議でも「資金のことを俺たちに言われても…」という反応をもらいますが、これは修正しなければならない重要事案です。営業であっても、事務であっても「空気以外は全てお金」という文化を根付かせなければなりません。
社内の資金繰り担当者・担当部署が過去の私のような感覚でいたのであれば認識を改めさせる必要があります。資金繰りは経理部に任せているなんていう社長は失格です。もし「俺たちの仕事は売ることだ!資金繰りなんてものは事務方の仕事だ!」と言い張る営業などには「仕入れた商品の支払いが出来なくなったら、あなたの商品知識やスキルや人脈は役に立つのか?」くらい言わねばなりません。会社の資金状況は全ての従業員の最優先課題です。じょうむ
NO835 単なるバカと本当のバカ?
2024-09-13
おはようございます('◇')ゞ
私ほど「バカ」という表現が似合う男もいないと自負している最近です。しかし、近頃この「バカ」にも種類があると思えてきました。単純なバカと本当のバカです。
バカ、バカという言葉が出てきて不快になると思いますが、しばしお付き合いくださいませ。
単純なバカとは、思慮が浅かったり、自分勝手な行動により失敗してしまった場合です。私はこれ日常茶飯事であります。多くの場合、経験不足であったり、初めて遭遇する出来事で判断を誤ってしまうことなどでしょう。
そして、本当のバカとは、こういった過去の失敗例から何も学ばずに同じ失敗を再び繰り返してしまうことです。重症になると、同じ失敗をしているという認識すら本人にありません。単なるバカは叱られたり、怒られたりするだけで足りますが、本当のバカは見放されます。誰も注意すらしてくれません。
自分が失敗したとき、叱ってくれる、怒ってくれる人がいるのは幸せなことです。失敗しても怒られないことをいいことに更に調子に乗ってしまっているのは救いようがないと言えるかもしれません。じょうむ
NO834 順番とタイミング
2024-09-12
おはようございます('◇')ゞ
当社のビジョンは「最大のサービスを最高のタイミングで提供する」です。どんなに最大のサービスだとしても、提供するタイミングを間違えば、その効果は大きく違います。
やっていることが決して間違っていなかったとしても、やる順番を誤ってしまうだけで無に帰すこともあります。
例えば「奥さんと旅行に行く」。これに関して「間違っている!」という主張をする方はいないと思います。多くの方が「いいね」ボタンを押すと思います。しかし、3年ごとに結婚記念日に奥さんと豪華な旅行を合計10回行ってきたAさんと、会社を退職してから「苦労をかけたし、これからは奥さんと旅行でも楽しむか~」とこれから旅行を10回計画しているBさんとでは、状況は大きく異なります。Bさんは旅行を計画している途中で奥さんから離婚届けを突き付けられるかもしれません。
物事の成否とその成果は、順番とそのタイミングに大きく左右されます。物事の正しさのみに焦点が当てられがちですが、それと同じかそれ以上のウエイトで実行順番と実行タイミングに注力することを忘れないようにしたいものです。じょうむ
NO833 「間違っている」と「合ってない」 2/2
2024-09-10
おはようございます('◇')ゞ
➡つづき
「間違っている」というのは共通ルールの下から逸脱した場合に用いられる概念です。つまりは法律など。人を傷つけることは…➡「間違っています」。これは日本の法律で禁止されているからです。しかし、こういった法律がない時代、戦国時代などは「間違っている」という認識にはなりません。
話を戻しまして、合法範囲における営業のやり方や方法論において法的な手引書などは存在しません。ゆえに「間違い」という概念そのものが存在しないことになります。よって「いままでそうやってきた」「このやり方でやってこれた」というデフレ下の経験則は、インフレ局面の現在では「時代に合ってない」という視点から話を詰めていくべきです。これを冒頭から「間違っている」という指摘から論じては、これまでの全てを否定することになりますので、伝えたい内容と言葉の乖離がかなり大きくなってしまうのではないでしょうか。
会社はまぐれで続くのは2年位と考えています。まぐれ当たりの会社は3年目からボロボロと崩れていきます。ですから、御社がそれ以上、特に10年を超える会社であれば、そこには何らかの存在意義が生じている証です。会社はまぐれで10年は続きません。
これまでのやり方が「合っていた」「支持を得ていた」からこそ続いてこれた、まずはそこに敬意が必要です。そしてこれから。コロナをくぐり抜け、IT・AIの時代に突入し、デフレからインフレに転換。時代は大きく変わり始めています。時代に「合わない」やり方を終息させる必要が出てきました。ある意味”淘汰”の波にさらされています。大きな価値観の潮目に来ています。さてさて、面白くなってきましたね。じょうむ
NO832 「間違っている」と「合ってない」 1/2
2024-09-09
おはようございます('◇')ゞ
ちょっとネットの接続環境のトラブルがありまして、思うように更新できませんでした。
様々な方から「何かあったのか?」とご心配をいただきまして、誠にありがとうございました。ここからは通常運転となります。
では本題に…
旧態依然としたやり方に固執して利益を思うように上げらない会社・担当者は多いとお察しいたします。当社もまたそのうちの一人かと思われます。
特に、これまで30年以上の長きに渡りデフレ局面にいたわけで、そういう意味からすれば創業30年以内の会社にとって昨今のインフレ局面とは異次元の世界とも言うべき劇的変化に突入していると言えます。ハッキリ申しましてこのインフレ局面が確かなものであるならば、世界観が変わったと言うべきです。ここで「いままでそうしてきた」「このやり方でやってこれた」なんていう意見は一掃すべき対象となります。
しかし、ここで注意しなければならないのは、そのやり方を「間違っている」というニュアンスで否定してしまうことです。これは多くの反発を買います。➡つづく
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