本日は、秋田県の公立高校の卒業式だったと思います。

生徒の皆さん、おめでとうございます。そして親御さん、お疲れ様でした。

就職する方、進学する方、自分の進路に来年再挑戦する方、さまざまな分岐点に立つと思います。

秋田県下でも、全国ワースト１位の少子高齢化、人口減少。日本に目を向ければ、それに加えて政治・経済の問題。世界に向ければ、さらに戦争など、ワールドワイドになればなるほど問題は山積し、かつ深刻化しています。

皆さんが社会に出る時は決して安寧とは言えません。社会は混迷を極めていると思います。

その中にあって、この先、幾多の絶望と挫折を味わい、「もうダメだ」「出口が無い」「限界だ」と思うことでしょう。

引き際の判断を間違うと致命傷を負います。しかし、だからと言って安易に退いていては、成長はありません。

引き際を決める前に、今一度、本当にダメなのか？本当に出口は無いのか？本当に限界なのか？を自問自答して下さい。

そして、それをするときは、キッと前を向き、どこかに突破口がある、どこかに解決策があるという姿勢で臨んで下さい。

突破口を見つけ、その突破口をこじ開けてその先に行くことを「生きる」と言います。

ただただ毎日、食べて、寝て、時間を過ごすだけでは、単に「息をしている」だけです。生きているとは言いません。

皆さんには、是非、生きて欲しいと切に願います。

これからの日本の50年を決めるのは皆さんです。「生きる」という奮起に期待します。

ご卒業、誠におめでとうございます。じょうむ