2025.02.21
ブログ 経営NO.73 なぜ会社はブラック化するのか
最近では「ブラック企業」というワードがメジャーになりましたね。
私は、どの会社も黙っているとブラック化すると考えています。
なぜなら、ブラックとは「個々人の好き勝手な仕事ぶり」から生ずるものだからです。
つまり、個々人が自分の価値観、とりわけそれぞれが楽なやり方に勝手にシフトし、至る所で積もり積もって既成事実・企業文化として定着化すると、いつの間にか企業全体としてブラック化するという仕組みです。
例えば「何かあったら早く出る(居残る)ことで対処しよう」という個人的価値観。仕事を効率化することなく、ただただ時間的・量的ボリュームによって解決を図ろうとすると長時間労働化します。
ですから「当たり前でしょ」「常識でしょ」「そこに仕事があるんだから」という個人レベルの価値観構成が業務の主力となっている企業がブラックとなりやすい、ということです。
「ブラック企業」とは、そこに働く者(経営者含む)の個人的価値観の優勢によって形成されていくと見ています。
ゆえに、経営は法令やコンプラ遵守をベンチマークとし、それら個人的価値観を抑制・コントロールしていく必要があるのです。
詳しくは別項で述べたいと思いますが、マネジメントが行う抑制・コントロールは、人に対して行うのではなく、仕事に対して行うことが重要です。
人に対して行ってしまうと、いかに「ホワイト」とはいえ、良好な職場環境を形成することはできません。
「ホワイト企業」というと働きやすい職場のイメージがありますが、ホワイト企業こそ仕事は厳しいと思いますよ。日々の効率化やアップデートにさらされ、自らを常に律し続けなければならないのです。それができない者は容赦なく置いていかれます。
「従来のやり方を良しとしない」これがホワイト企業がホワイト企業であり続けるための条件です。
「ホワイト企業」を目指して動き出した途端に、「うちはブラック企業だ!」と騒いでいる従業員から疲弊していくというオチになるのは経験済です笑 じょうむ
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