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2025.02.07

ブログ 経営

NO.64 「やってみないとわからない」という思考停止

「実際やってみないとわからないよね」という発言はよく聞きます。その通りだと思います。

しかし、それは様々なシミュレーションをしたものの不確定要素が多すぎて読み切れない、というのが前提です。少なくとも情勢に応じた3パターン位の大筋の対応策を考え、その時にそれを元にした微調整を行う、行えるというのが最低条件でしょう。

やってみないとわからないからノープラン。そんな起こるかどうかもわからないことを今から考えてもしょうがない、無駄だからノープラン。などでは、一回の失敗で壊滅するリスクすらあり得ます。

突然ドーンと出てきた起業家が、突然消えていく事例の代表格です。ビジネスの90%は失敗します。10個やって1つ当たれば失敗の9個の損失を取り返せるだけの利益が出て、何とか会社が回っていく。挑戦しては失敗し、時として当たりを引く、そういった経験や過程を経て、経営者は大きくなっていくと考えます。

ところが、最初にやった施策がたまたま当たってしまったり、運よく当たりを2回連続で引いたりすると、「とりあえず挑戦あるのみだ!」と見切り発車状態になりやすく、また、次の不確定要素満載のチャレンジにこれまで儲けた資金をフルベットしたりしがちになります。

ノープランで突っ込んで行ったら、たまたま最初に当たってしまった場合、次の挑戦では損切ポイントや撤退基準を設けることが必須となると思います。

「その時々に応じて柔軟な対策をとりましょう」とはよく聞きますが、柔軟な対策とは例えば何なのかを言えない実質ノープラン状態なのであれば、単に思考停止しているだけかもしれません。それを言っている人も聞いている人も納得していては非常に危ういと言えます。じょうむ

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