2025.10.28
ブログ 経営ブログ 社会人の心構えNO.214 ”自分なりに頑張っている”の功罪 2/4 ~忖度能力で自己成長をブーストする~
➡つづき
組織で働くとは、「組織基準に十分に応えること」、この一点に尽きます。
過去のブログでも何回が論じましたが、その代表格が「忖度(そんたく」という概念です。
近年は、無能な政治屋がこの忖度を盾に自己防衛を図ろうとする言動が答弁などで語られることが多いため、忖度=悪事のようなイメージが色濃いですが、本来の忖度とはそのような軽薄な概念ではなく、周囲と同調することをもって自己成長の大きな糧・ブーストになり得る崇高な概念です。周囲のレベルが高ければ高いほど自身のレベルも急速に成長することになります。
自分の価値観を凌駕する高いレベルに身をおく中で、自身の価値観の主張を展開することは、周囲からの信頼を無くし、相手にされなくなるリスクを抱えています。食らいついていくのか、離れるのか、その人自身のキャパシティの問題もあるので、早期に決断した方が良いですし、上司の立場の方は、それを伝えて本人に決断を促すことも頭に入れておいた方がよいと考えます。
会社には、明示的・暗黙的にさまざまな基準があります。納期、品質、正確性、報連相のタイミング、周囲との連携──
これらはすべて、組織としての成果を最大化するための共通言語です。
従業員に求められるのは、「自分なり」ではなく、その基準に対して自分をどう合わせていくかという姿勢です。
この起点となるのが「報連相」であり、これによってあらゆる「協力体制」が整備され、真の連携が構築されていきます。結果、相乗効果が生まれ、グングン会社が伸びていくことになります。
私の経験上、幾多の「自分なりに頑張っている」という自己防衛的主張は、この連携に対する阻害要因となるものでした。
周囲との連携を「自己犠牲」として捉えていることが強く見られましたが、自己成長の起点として捉えなおすよう、強く改善を指導してきました。私の力量不足・説明不足もあり、多くの者に理解されず、反発も買い、そのほとんどが去っていきましたが、現存している従業員たちはそれに耐え抜いてきた者たちであり、共有する価値観も多く、信用するに値する大切な仲間です。 ➡つづく 専務橋本
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