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2025.10.14

ブログ 経営

NO.205 「え?人口減?少子高齢化?何の関係があるのです?」

とある会合に出席した際、偶然にも隣の席の方が人材に関する有名なコンサルタント(らしい)とのことで、少しお話をさせていただいたことがあります。

私が、「人口減や少子高齢化のトップランナーの本県において、採用は年々厳しいですね。」と問いかけたとき、それまで和やかに談笑していた彼の顔が一気に不機嫌そうになったのを覚えています。

「あなたの会社では毎年何人採用されているのですか?」

「1~3人位ですね」

「え?毎年、100人とか200人とか採用しなければならない会社ならわかりますが、1年で1~3人の採用の会社に人口減とか少子高齢化の何が関係あるのですか??」

「採用に苦戦をされているのなら、答えは一つです。”一生懸命にやっていない”。まだまだ本気で取り組んでいないというだけです。募集さえすれば誰かが勝手に申し込んでくる、そんな甘えがあるからでしょう。」

円卓のテーブルにいた、他の方たちも「痛い所を突かれた」と黙り込んでしまいました笑

私も思わず苦笑いを浮かべながらも、心の奥では「確かに…」と唸っていました。
人口減や少子高齢化を“言い訳”にしていた自分の姿勢を、見事に見透かされたような気がしたのです。

そして、円卓のみんなに聞こえるように彼は語りました。

「私は、年間で100人以上採用する企業をたくさんコンサルしています。ですから、皆さんのような1~3人のような会社のコンサルをすることはできません。これは、会社が小さいからという理由ではありません。分野・手法が全く違うからです。みなさんの会社に必要なのは、1人の応募者に対して、1人の人生に対して、どれだけ本気になれるか?ということです。皆さんのような会社が、大企業の真似をしただけで、採用ができた、できないという議論は、楽をしたいだけなのではありませんか?」

人口減や少子高齢化を理由から排除することで、まずは“自社の本気の採用”とは何かを問い直す。
それこそが、地域企業に求められる第一の姿勢なのだと考えさせられた時間でした。  専務橋本

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