2025.10.03
ブログ 経営NO.200 「管理・統制」から、「軸・起点」へ ~令和型リーダーの姿~
「上司」という言葉は、その字体のせいか「上に立つ」という意味合いを強く連想させることと思います。
しかしながら、令和に至った今、その考え方を見直して、再定義を図った方がよい、というのが最新の私の考えです。
責任の100%を自分がとる立場にいる、その覚悟が微塵も揺らがないというサムライのような人であれば、上に立つという概念は当然アリ。
しかし、組織が大きくなれば、自らの方針は自らの意思ではなく、会社の指示命令の下にあります。これでは、権利と責任のバランスがとれません。これで「お前、上司だろ」と言われたとて合点がいかないのも無理はありません。
ゆえに、最近の風潮を総合的に勘案すれば、多くの上司の立ち位置とは「上」ではなく、「中心」と考えるべきです。
上司とは、上から指示命令を下し、部下を管理・統制するのではなく、部署の中心にいて、自らは回転軸の役割を果たす。こう考えれば、多くの物事がいろいろ開けてくるのではないでしょうか。
例えば「あいさつ」。できない部下を朝から一喝ではなく、自分から「おはよう!」と声を掛けに行く。だって、自分が中心軸だから。
例えば「掃除」。ゴミが落ちているぞ!と憤慨するより、自ら汚れているところを掃除していく。だって自分が中心軸だから。
中心軸である自らの言動こそまずは重要。起点であり、一丁目一番地。
そうやっていくと、上司自らが新入社員のように振舞っている姿に違和感を覚える部内の人間が出てきます。例えばある日、自分がいつものように掃除しようとすると、どこも汚れていない。ゴミも何も落ちていない。という現象になるかもしれません。上司が来る前に部下が掃除しているのです。しかも、部下自らが進んでやっている。誰に強制されるわけでなく。これは理想ではありませんか?
ものは試し。上からではなく、回転軸の中心として自分はいるのだ、という認識で言動してみてはいかがでしょうか。※ただし、1年は継続する覚悟で臨むことが必要です。じょうむ
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