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2025.09.30

ブログ 経営

NO.199 プロの証 ~普通に見せるという美しさ~

「プロフェッショナル」とは至るところに存在しています。プロ野球、プロバスケ・・・etc

プロとは何ぞや?という定義には様々あると思いますが、現役を引退したある人がこう言っておられました。

「普通の人がやったらファインプレーだと称賛されるものを、しごく普通のプレーに見せてしまう人」

すごく難しいことなのに、自分にでも出来そうだなぁ~と素人に思わせるほど、ごく普通にやってのける人。この言葉は、プロの本質を見事に捉えていると感じます。

プロとは、技術や知識を「見せつける」のではなく、「自然に体現する」存在です。難易度の高い業務や判断を、まるで呼吸をするかのようにこなす。しかも、それを周囲に「簡単そう」と思わせてしまうほど、無理なく、滑らかに実行するのです。これは単なるスキルの高さではなく、習熟と洗練の極みであり、日々の鍛錬と深い理解があってこそ可能になります。

企業の現場でも、こうしたプロの仕事が息づいているはずです。プロの仕事は、極まれば極まるほど、その滑らかさゆえ、目立たなくなります。しかし、それを代わりの人間がやろうとしても体現できない。ゆえに、その存在がいなくなったとき、初めてその偉大さを知ることも多いことでしょう。

したがって、リーダーの仕事は、その貢献を決して見逃さない、ということに手腕が問われます。

「周囲は決して理解できるレベルにないが、あの人だけはキチンと評価してくれる」

そうプロに思ってもらうことが、上に立つ者の最低限の仕事です。

その最低限の仕事をするための源泉として私が意識しているのが「感謝で物事を見る」ということです。

人は何も考えないでいると防衛本能優位のため、その人の悪いとことだけが見えるように出来ています。

ゆえに、意識して良い所を見ようと努めない限り、その人の良い所は見出せません。当社で「サンクスカード」を導入する意味もそこにあります。

経営者やリーダーは、「従業員や部下の良い所を見つけることが誰よりもうまい人」であるべきです。

本人すら気づいていない良い所をも発見する。これこそ最高のリーダーだと思います。


プロとは、その技術の高さゆえに「普通に見せる美しさ」を持つ人。それをキチンと評価できるリーダーになりたいものです。じょうむ

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