2025.09.12
ブログ 経営ブログ 社会人の心構えNO.194 争いの無い組織 ~美しさ基準~
私はかつて、ある先生から「物事は、正しいかではなく、美しいかで考えよ」と教わったことがあります。
私たちは学校教育の中で、「答えは一つ」という前提のもとに育ちます。
この教育を否定するつもりはありません。
ただ、私たちの思考の母体が「正しさ」に強く根ざしていることは事実です。
そのため、社会に出てからも、何かを判断するときに「正しいかどうか」を真っ先に考えてしまいがちです。
正しさは、時に人を分断します。
なぜなら、どちらにも言い分があり、どちらにも“正義”があるからです。
「自分が正しい」「相手が間違っている」という”正しさ”の軸を突き詰めればどうなるか・・・争いが生まれます。
これでは、組織も社会も前に進めません。
だからこそ、この先生は「美しさ」で考えるという視点が必要だと論じます。
美しさとは、正しさのように一つに定まるものではありません。
人によって感じ方が異なり、価値観も多様です。互いの感じ方を尊重することができます。
美しさを軸にすれば、価値の違いを受け入れることができるのです。
経営においても、正しさだけでは組織は動きません。
美しさ——つまり、調和、品格、思いやり、許容、見守り——そうした感覚が、組織の文化や人間関係を支えていきます。
物事の価値は人それぞれ。
その前提に立てば、争いは減り、対話が生まれます。
持続可能な経営を実現するもの・・・それは数値評価や法律論ではありません。
その大元は「対話にあり」と私は信じています。じょうむ
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