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2025.09.06

ブログ 経営ブログ 社会人の心構え

NO.191 高い理想と厳しい規律 ~ゆるさが組織力を削ぐ~

昨今、人手不足が各所で叫ばれるなか、企業は従業員への配慮を強く意識するようになりました。もちろん、働きやすさや心理的安全性の確保は重要です。しかし、それがいつしか「甘やかし」や「ゆるさ」にすり替わり、組織としての力を削いでしまう例も見受けられます。


「厳しい状況の先にこそ、本当の楽しさや充実感がある」——これは多くの人が心の底で理解している感覚ではないでしょうか。人気のドラマやアニメ、ドキュメンタリーを思い返すと、心を動かすエピソードの多くは、極限の逆境を乗り越えた瞬間にあります。つまり、人の心に訴えるのは、決して“ゆるさ”ではなく、“闘いや超越”なのです。


この視点は、組織運営にも通じると考えます。
強固なチーム、理想の職場、そして唯一無二のブランド。そのいずれも、楽をして築けるものではありません。厳しい規律や明確なシステム、そして覚悟ある挑戦を受け入れる土壌があってこそ、人は自らの力を発揮し、組織は連帯と信頼を育みます。


もちろん“厳しさ”がただのストレスや排除につながるのでは意味がありません。ここで言う厳しさとは、“高い基準を共有し、そこに向かって皆で努力すること”に他なりません。そしてその厳しさを乗り越えた先にこそ、メンバー同士の誇りや、達成感、仕事そのものの「楽しさ」が宿るのです。


甘やかすことで一時の居心地はよくなるかもしれません。ですが、それは本当の意味での“働く喜び”にはつながりません。働くことが楽しいと感じられる瞬間は、困難をともに乗り越えた経験や、限界を突破した自分に出会えた時にこそ訪れるものです。


今こそ企業は、「厳しさの意味」を見直すべきではないでしょうか。逆境を力に変える経験が、人と組織の本質的な成長を促します。そしてその先には、見たことのない景色と、何にも代えがたい充実が待っていると信じています。じょうむ

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