2025.09.08
ブログ 経営NO.192 組織運営に必要なのは「揺るがぬ軸」ではなく「しなやかなバランス」
組織は数字だけでは動きません。なぜなら、そこにいるのは人だからです。しかし、数字が重要であることも揺るぎない事実です。つまり、数字が軽視されているなら数字を語るべきですし、数字ばかりが強調されて個人プレーや協力の乏しさが表面化しているなら、協働の価値を説く必要があります。
このように、組織運営は単一のベンチマークで動くものではありません。むしろ、業績・関係性・文化・空気・信頼――多岐にわたる要素の繊細なバランスで成り立っています。
私は「前と言っていることが違う」と言われることが多々あります。ですが、それは一貫性の欠如ではなく、バランスを整えるための知的な揺らぎです。組織にとっての“最適”は、状況と人の在り方によって変化します。だからこそ、リーダーには「今この場に何が不足しているのか」を見極め、必要な言葉を発する柔軟性が求められるのです。
重要なのは、数十年前から変わっていない硬直した方針や評価軸ではなく、「組織として何を育てたいのか」「どんな空気をつくりたいのか」という問いです。それに照らして、今どちらに振れるべきか――この判断ができることこそ、リーダーシップの真骨頂です。
変わることを恐れず、変えることに意味を持つ。これこそが、組織をしなやかに保つための知恵なのではないでしょうか。じょうむ
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