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2025.08.19

ブログ 社会人の心構え

NO.179 企業人にとって、知識は礼儀

一般に、礼儀とは挨拶や言葉遣い、服装や態度など、外面的な所作だと捉えられがちです。

しかし私は、「知識こそが最大の礼儀」であると感じています。

知識とは「興味」のバロメーターです。自分の興味のあることには深い知識をみなさんお持ちだと思います。

ビジネスの現場でも同じこと。例えば、初対面の取引先の企業について全く調べずに臨む。これは、「あなたに興味がありません」と暗に示しているようなものであり、非常に無礼です。

「今、電話代が安くなる期間限定のお得なサービスを展開中です!」

「え?当社は市役所の建物の中にあるので、大本の契約は市役所なんですけど。」

「・・・」   

非常に無礼だと思います。相手ではなく、自分の利益だけしか考えてない典型例です。大方、契約による代理店手数料だけもらえればいい、という数か月後には存在しない会社でしょう。

こうした場面に直面すると、私たちは改めて「知識」と「関心」が、どれほど礼儀と信頼の土台になっているかを痛感します。
相手の立場や状況を調べることは、決して面倒な前準備ではありません。それは「あなたのことを知りたい」「より良い関係を築きたい」という意思表示であり、敬意の表れです。知識があるからこそ、相手に配慮した提案や対話ができ、結果として双方にとって価値ある時間になります。
逆に、知ろうとしない姿勢は、無関心として伝わり、自分本位な印象を与えてしまいます。こうした積み重ねが、信頼の蓄積か、失墜か、結果を大きく分けるのです。

ビジネスは人との関わりで成り立っています。その関わりを円滑で誠実なものにするには、知識という「目に見えない礼儀」を大切にする必要があります。特別なスキルを持っていなくても、最低限「相手に敬意を持つ」姿勢として、情報を集め、理解する努力は誰にでもできます。
企業人として知識を持って臨むことは、相手へのリスペクトであり、職業人としての品格でもあります。まぐれで結果を出すことはあっても、結果を出し続けることはできません。
礼儀とは形式だけではなく、内面の姿勢にも宿るもの。だからこそ私は、知識こそが最大の礼儀だと信じています。じょうむ


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