2025.07.28
ブログ 経営ブログ 社会人の心構えNO.168 正社員とパート・アルバイトの境界線はどこにあるのか 1/2
7~8年前、当時の事務正社員たちの仕事レベルの不足さに対して「あなた方はパートさんではないのだよ」と指摘したことがありました。そのとき、当時の事務正社員たちがあまりにもポカンとしていたので、「正社員とパートの違いは何か?」と尋ねると、「5時間で帰るのがパートさん、8時間会社にいなきゃいけないのが社員」という答えが返ってきて愕然とした感覚を今でも忘れることができません。
その当時の事務正社員たちは全て現在はいません。当然ながら会社も成長します。その成長に合わせて成長していくことのできない「現状維持で何が悪いの?」という方にとっては私の管理下では大変居づらい環境かと思いますし、今後もそうあるべきだと考えております。
最近では「同一労働同一賃金」や「パートタイムの社会保険加入」などが叫ばれており、正社員とパートタイムの境界線が急激に薄れてきております。これは取りも直さず「正社員のレベル・自覚の低下」および「経営側の“無自覚”による境界線の曖昧化」であると推測しています。
確かに、正社員とパートタイム社員の違いの一つに「労働時間」の概念はありますが、それがさも決定的な違いと認識するのは余りにも浅い考えであると思います。
パートは、基本的に与えられた業務を効率よく遂行することが期待されています。社会保険料を要しない分、コスト的にもやさしいため長期間同一の仕事に従事することが多く、その分野に限ってはスペシャリスト化しやすいと言えます。ゆえに、なまじの正社員よりデキるという評価となりやすいですが、それをもって正社員と同じ扱いにしなければならない、という考えでは本質を見れていません。
パートは、言われたことを確実にこなすことで組織の運営を支える、”その分野”でのスペシャリスト。まさに縁の下の力持ちといえる大変貴重な存在であることは疑う余地もないところです。しかし、私があえて”その分野”と断りを入れているのには訳があります。”その分野=指示された分野”という意味です。
そうです、パートにとって、自主的に業務を改善したり、利益を意識して単独行動することは、その枠を超える行動であり、NG(越権行為)となります。 →つづく じょうむ
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