2025.07.24
ブログ 経営NO.165 全ての会社が”既に持っている”オリジナル商品
多くの企業が、他社との差別化を図るべく、独自の商品やサービスの開発に力を注いでいます。マーケットにおける優位性を築くための創意工夫は、まさに企業努力の象徴と言えるでしょう。
しかしながら、全ての会社が既に独自商品を持っていると考えます。一人の会社でも数百人の会社でも例外なくです。
それは「人」。従業員こそ「唯一無二の独自商品」だということです。
つまり、モノがサービスがと言う前に、従業員を磨きに磨くことで、十分に他社との差別化が図れると考えます。
同じ製品やサービスを提供していても、企業ごとに印象が違うと感じます。中には、中身は同じで、こっちの方が高いけれども、こっちで買っておけば間違いない(安心だ)といった、明らかに合理性を欠いているけれども選ばれてしまうというケースもあると思います。その背景には、そこで働く人々の価値観や行動、接客の姿勢などが大きく影響しています。
機能や価格では測れない“人の魅力”が本質的な強みとなっている会社は非常に強いと思います。
「財布を空にして頭の中に入れてしまえば、誰もそれを取り出すことはできない。知識への投資は、常に最大の利益を生む」
ベンジャミン・フランクリン(米国の政治家・思想家)
「学びの素晴らしさは、誰もそれをあなたから奪えないことだ」
B.B.キング(米国のブルースギタリスト)
「人が生きている限り、奪うことができないものがある。それは知識である」
ユダヤ教の教典『タルムード』
などなど、多くの先人が既に知識(教育=磨き)の尊さを論じていますが、私はここに“お金は使えば減るが、知識は使うほど増える”という一言を付け加えたいと思います。
従業員一人ひとりが持つスキル・経験・個性は、他社(他者)が決してコピーすることのできない財産です。「あなた」はあなたでしか務まりません。独自のモノ・独自の技術は確かに素晴らしいものです。しかし、その独自のモノ・技術ですら、独自の「人」がいるからこそ産まれてくる・磨かれてくるものではないでしょうか。
商品開発やマーケティング戦略の前に、「人を磨き上げる」ことこそが、全ての会社を輝かせる第一歩となることを信じています。じょうむ
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