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2025.07.15

ブログ 経営ブログ 社会人の心構え

NO.161 「怒る」ことの価値を、今あらためて問う 2/3

→つづき

もちろん、無根拠に怒るわけではありません。すべてにおいて筋道を立て、組織の利益と本人の今後を考えて伝えます。ですが、時にその言葉が強く響き、「パワハラではないか」と受け取られることもあります。実際に社長に直訴されたこともありました。それでも私は、自分の信じるやり方を簡単には手放しません。

もし本当に私の伝え方が法的に「パワハラ」と断定されるのであれば、そのときは会社も日本の将来もあきらめ、その場・その時をもって即時身を引く覚悟です。そして、そこからは自分と自分の家族のことだけを考えて生きていこうと思います。それほどまでに、現代の日本は「怒る」ことに覚悟を要するようになっており、半ば呆れてしまうほどです。

現在の多くの上司のみなさんは「無理に関わらない方がよい」と多くを見てみないフリをしていると思います。だって、その方が有利になる日本の風潮・制度になっているのですから。何も引け目に感じることはないと思いますし、むしろ賢い立ち振る舞いだとすら感じます。ですから、今の10~30代の方々は逆に「かわいそうだな」と寂しさすら私は感じてしまうのです。

私自身も20代の頃(銀行員時代)は日々怒られて育ちました。悔しくて寝られなかった夜も1度や2度ではありません。しかし、その厳しい一言一言によって危機感が一層磨かれ、同じミスを繰り返さないよう自分を律する癖もつくようになりました。それが私の成長につながっていったのは紛れもない事実です。ゆえに「怒(愛)られて人は育つ」というのは、精神論ではなく実感そのものなのです。

→つづく  じょうむ

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