私は自分のことを「無知（バカ）」だと思います。相も変わらず世間知らずですし、この歳になっても毎日のように失敗と反省を繰り返しています。

賢そうに振る舞うことに何のメリットもありません。知らないことを知っているフリをしても、理解できないことを理解できたかのように装っても、その後に何が残るのでしょうか？相も変わらず無知な自分がそこにいるだけです。

賢いのに無知なフリをすることによって享受できるメリットを創り出すことは可能だと思います。能ある鷹は爪を隠す、という格言もありますし。しかし、逆の場合には何もメリットはありません。その場を取り繕うほど後のリスクが高まるばかりです。

無知を恥じるのではなく、そこから何を得るかを考え、誠実に向き合うことができれば、たとえ小さな一歩でも確実に前へ進むことができます。

失敗し、反省し、それでも歩みを止めない――その積み重ねこそが、真の知恵へとつながると信じています。

ですから、自分が「無知」であることに微塵も引け目を感じていません。逆にこれからも自分は「無知」であることを前面に押し出していきたいと思っています。50を迎えた今もなお、伸びしろしかない自分のこれからに、誰よりも自分自身が一番ワクワクしています。じょうむ