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2025.06.10

ブログ 経営

NO.136 最新技術を本当に活かすために―社長の仕事

これは私の大きな反省点でもあるのですが、効率化という言葉を聞くと、多くの人がデジタルトランスフォーメーション(DX)やAIの導入を思い浮かべます。字面もカッコいいし、これらの技術は業務のスピードを上げ、作業を合理化する強力な手段です。働き手の不足が加速する日本にあっては避けては通れません。

しかしながら、そもそも正しい戦略を持たなければ、どれほど戦術や行動を効率化したとしても、期待する成果を得ることはできません。

例えば、対岸にAとBの島があったとして、欲しいものがBの島にあるのに、Aの島に向かって最新高速船を走らせても意味がないわけです。

まずは「何を目指すのか」「どこで勝負するのか」といった根本的な戦略を根拠を持って明確にすることが効率化の第一歩であり、最重要な肝です。その戦略が定まっていないまま、業務プロセスの効率化だけを進めても、方向性を見失い、無駄な努力となる可能性があります。導入したはいいものの、誰も使ってない・・・みたいな状況が典型例でしょう。

経営者とは、その大元となる戦略(方向性)を定める人です。

「社長って普段何やってるの?」とはよく耳にすることがありますが、正しい戦略を立てるための勉強です。従業員と一緒になって同じ仕事をしているのは会社にとって損失である、というのが持論です。従業員の気持ちや考えを汲むことは重要ですが、従業員目線になって周囲を見渡していてはいけません。

勉強して勉強して戦略を立案する。従業員が考えもしないことを常に考えて行動する。自分が知らない世界に自分から突っ込んで行く。

「いやー、私はよくわからないので、後は現場の人間を代理で出しますから」

それが本当に現場レベルの仕事であれば問題ありませんが、本来戦略を立てることにおいて必要なファクターであるにも関わらず、わからない、興味がない、ゴルフがあるからと安易に現場レベルに振っていて大丈夫でしょうか?? じょうむ

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