images

NEWS

2025.05.17

ブログ 経営ブログ 社会人の心構え

NO.122 暗黙知から形式知へ ~人口減を生き抜く術~

人口減少や少子高齢化が叫ばれ、刻一刻と深刻化しているのが肌でも感じますね。

多くの会社でやられている「OJT」という文化。

上司や先輩に同行し、まずは真似る。「なんとなくこんな感じかな」という感覚で自分なりのやり方を見つけた人や、運よくお客さんと意気投合したりして上手くやれた人が成果を出せるようになる。

しかし、こういったやり方で一人前になる営業とは一握りでしょう。

私のようなベビーブーム期など、人が多い時は母数が多いので一握りといっても数自体は少ないものではありませんでした。これが、何とか今をしのげている現状かと思います。

問題は、私の世代の後です。同世代が最前線でいられるのも、いいとこあと10年でしょう。

同世代で営業が優れている方にお話しを聞いたとしても、自分で言語化してキチンと説明できる人は何%いるでしょうか?

自身の中では確立されている営業スタイルが暗黙知として個人のみに蓄積されている限り、10年~15年後の退職によって、そのまま葬り去られます。そのときの日本は?と考えると恐ろしい限りです。

40代以下の方は、年上の人間が持つ暗黙知を形式知に変える努力をしなければなりません。

それが業務への積極的手伝いなのか、飲みニュケーションなのか、社員旅行への参加なのかそれぞれでしょうが、会社とか上司が形式知にしてくれるなんて期待しないで、自ら形式知にしていくことが必須だと思います。

今の若い人は根性が無いなんて聞きますが、違うと思います。

「何をどうやってやればいいのか、見当がつかない。」という状況に陥っているだけだと思うのです。

この情報化時代にあって、個人が有する知識は各段に増えました。私の20代より、今の20代の方が何倍も知識を持っていると思います。むしろ、今は優秀になってきているのです。ゆえに、それをどう使っていったらいいのか、その形式知の不足感が際立って見えるだけだと推測します。

どの会社にも優れた方は存在します。その方の暗黙知を形式知に変えること。

これが、これからの人口減の世の中を勝ち抜く大きな武器になるはずです。じょうむ

Contactお問い合わせ​​

職場見学・体験、インターンシップなども
受け付けております。
1時間〜1週間程度の間で
柔軟に対応致しますので、
お気軽にお問い合わせ下さい。
メールでのお問い合わせの場合、
3日経っても返信がない場合は、
恐れ入りますが
再度ご連絡頂ますようお願い申し上げます。