2025.04.26
ブログ 経営NO.110 背中で語る上司
「俺の仕事を見て覚えろ」「仕事は盗むものだ」とはかつてよく言われたことですが、今はすんなり通用しないようです。
ゴリ押ししようとするとすぐに「辞めます」や「パワハラでは?」ということになり兼ねません。時代が変わったと表現するよりは、今の上司がかつて部下の立場だった頃に受けた経験をキチンと理解していない可能性も否定できません。
基本的に冒頭の言葉(背中で語ること)を通用させようとするには、その前提に部下との絶対的な信頼関係があることが必須です。
「この人はすごい」「この人のためなら」という信頼関係の構築にかつての上司たちは時間とお金をかけていました。この代表格が飲みニュケーションであったり、結婚の仲人などでありました。
ところが現在は、それらが全て崩壊しています。若い人は飲みに誘われることを望んでいるといった報道も見かけますが、所詮自己都合のつく範囲であり、かつてのように全ての予定を投げうって飲み会に参加するという気概の類ではありません。
お互いほろ酔いになりながら、ふとしたときに本音が出る。それを忖度の範囲に入れて仕事に活かす。そうやって仕事上では見せない上司の本音、意図を汲んだ仕事ができていくのです。そして、上司はそんな部下の評価を思いっきり高くして上に押し上げていく。こういった持ちつ持たれつの強固な関係性があってこそ「背中で語れる」ことが可能になるわけです。
これらを全てすっ飛ばして、形式だけ「俺の仕事を見て覚えろ」「仕事は盗むものだ」なんて言っても通用するはずがありません。
かつての多くの文化、前提が崩れているのですから、やり方も当然変わっていく、変えていかなくてはならないのです。じょうむ
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