2024.10.05
ブログ 経営NO.2 薄利多売 から 薄利即(速)売へ
薄利多売とは青果業界にとって長く常識的販売方法として君臨してきました。薄利多売が有効にワークするには、まず需要が右肩上がり局面であることが条件です。
しかし、今は人口減と少子高齢化の加速によって下降局面です。薄利多売の有効性は思うように望めない環境下です。
当社でも薄利多売が染みついた販売手法に苦労することが多々あります。小ロットなのに大ロット並みの薄利で販売し、結果、経費負けしている状況などが代表的です。
薄利多売と言えば、ドカーンと一括大量に仕入れて、ドカーンと大量に売るみたいなイメージが強いですが、現在の日本のマーケット環境(需要減)を鑑みれば、多売に関しては回転率と考えるのがよろしいかと思います。一回で大量に買い込み、在庫を抱えるのではなく、需要を予測し、小ロットを繰り返し購入、短期間で売り切って、再度購入といった商品の高速回転によって、結果的に大量販売を実現させるというイメージです。「薄利即(速)売」という表現がよろしいかもしれません。
本来、薄利を実現するには厳密かつ詳細な原価計算が求められるはずです。販売量にモノを言わせて、どんぶり勘定で最後に少しでも利益出てればいいでしょ、儲けが出ない時は仕入れ値を叩けばいいでしょ、みたいな発想ではないのです。
この感覚から抜けられない限り、青果業界での生き残りと今後の躍進を成し遂げることはできません。当社の掲げる企業理念のValueの第一には「WIN‐WIN関係」を掲げています。生産者も当社もお客様も誰も損しない関係を構築するには、とにもかくにも原価計算。そしてそれに裏打ちされた商品の高速回転性。これこそが現代の薄利多売(薄利即売)と言えるでしょう。じょうむ
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