スタッフブログ
NO378.「働きやすい職場」とはどんな職場?
2022-10-12
おはようございます('◇')ゞ
秋田県が公表した2022年度県民意識調査によると、「若者にとって魅力的な働く場の確保」という項目が最も満足度が低いそうです。
よく言われますね、秋田には魅力ある職場がないと。これを打開するために働き方改革と言われ、そのスローガンみたいに言われているのが「働きやすい」であります。
この働きやすいとは一体どういうことを言うのでしょうか?
働きやすい=労働時間が短い、休暇が多い(有休含む)=できるだけ仕事に時間を取られない=らくちん というのであれば大きな勘違いであると言えます。
これら労働時間の短縮を実現する場合、生産性の向上とか業務効率化というもの必修事項となります。従いまして従業員に求められるスキルレベルというのは高くなります。気軽に正社員として働くことは難しくなります。と言いますか、企業側も厳しくならざるを得ません。最低賃金の上昇に加えて、有給休暇の強制取得はそれに拍車をかけます。私は、銀行時代に時間外(残業)0、有給休暇完全取得を旗印にしたギッチリな労働時間管理を経験しているので、8時間労働+有給休暇というのは労働者に大きなプレッシャーと身体的負担を強いるものであることは身をもって体感しています。全員ギリギリでやるので、当然有休は取りづらくなります。誰もフォローする余裕などないのです。しからば人を増やせばいいのか?会社としては同じボリュームをこなすために人件費が多くなるため、昇給や賞与は減る、無くなるという事態も少なくありません。最低賃金の上昇により、パートですら気軽に雇える状況ではありません。年金の足しに自分の体力でもできるパート仕事でも…と探しても見つからない、ということはこれからの現実として想定されます。
確かに時間外労働というのは無くなりつつあります。そしてどうなりました?収入は減り、結果、副業する人が増えました。結局、働いているじゃんっ!って話です笑
時間外80時間以上は過労死ラインなんて言われていますが、副業で80時間以上働くことは問題ないのでしょうか? ➡つづく じょうむ

NO377.とあるセミナーに参加して②
2022-10-11
おはようございます('◇')ゞ
とあるセミナーに参加してシリーズ第2弾。
パネラー「秋田は東京に比べて自然がいっぱいで魅力的です!」 ・・・そうですか??
東京にだって奥多摩方面などに大自然が広がります。しかもアクセスが快適です。また、秋田と同じ面積を換算していけば神奈川や埼玉や千葉、山梨といった近隣県もカバーされてきますよね。その範囲で見てみて、山はどうでしょう?秋田の方が魅力的ですか?私の経験上、キャンプ場や森林公園なんかは秋田よりも桁違いに充実していますね。西には日本一を誇る富士山も控えます。海やマリンスポーツはどうでしょう?九十九里浜とか湘南は大賑わいですよね。正月の元旦からサーフィンやスキューバダイビングしてますけど。秋田の冬の海は・・・?
パネラーの方は何を持って魅力的と言っているのしょう?具体的な事には何一つ触れません。ただ漠然と「秋田の自然」とアピールするだけ。。手付かずの自然がただただ残っているだけなら、単なる不便な地、辺境の地だと言っているに過ぎません。私には自虐ネタにしか聞こえません。聞いている人も「要するに田舎ってことかな?」と感じたと思います。
東京にはない、秋田でしか味わえない「体験」ができなければ魅力的とは言えません。
ここを踏まえていないと、単なる田舎もんの負け惜しみにしか聞こえないんですよね。言えば言うほど、東京の良さが際立つ結果になってしまいます。下手に自然を推し出すことはやめた方がいいと思います。さて、何で魅力を伝えましょうか? じょうむ

NO376.とあるセミナーに参加して①
2022-10-08
おはようございます('◇')ゞ
とある就職セミナーに参加したとき、地元の若い経営者たち、いわゆる起業家と呼ばれる方達がパネルディスカッションしているところに出くわしました。
多くの学生たちの前で、その起業家は「私は普段はTシャツにジーパン。ちょっと前まで髪は金髪だったし、ピアスもしてるよ。ネイルも自由で、しかも・・・」と冒頭にしゃべりだしました。まるでスーツや制服のある会社にダメ出しを突き付けているかのような物言い。
そしてそれは同時に、今目の前にいる学生に対して”そのダサい制服や普段強いられているくだらない校則から自由になれるよ。会社に勤めたらその延長なんだぜ。だからそんなのやめて起業しようぜっ!”というメッセージを明らかに訴えかけています。
私の感想は「無責任極まりない」。思わず笑ってしまいました。学校の先生方も一生懸命に社会のルールを教えているのに「そんなの意味がない」と言われて、さぞお困りでしょう。
金髪にして、ピアスして、ネイルしたいから起業?本当にそうなるのでしょうか?それを鵜呑みにして起業した若者がつまずいた時どうフォローするのでしょうか?失敗したときにはじめて「起業ってそんなに甘いもんじゃない」と今度は先輩面して説教をするつもりなのでしょうか?多くの学生を前にあの起業家たちの人選は明らかなミスだなぁと思いました。
私が知っている起業家(詳しくはブログ№353)という人たちの印象を総括し、学生に話すなら、
「起業して成功するには、寝食を忘れてがむしゃらにやらなきゃいけない。苦しさやつらさも自分一人で受け止めていかなくちゃならない。そして、それを乗り越えて行かなくちゃならない。8時間労働なんて言っているうちは起業しちゃダメ。みんなと一緒に休みたいと思っているうちは起業しちゃダメ。有休が欲しいというなら起業しちゃダメ。そんなの要らない、それでもやるんだ!という強い意志と夢を持っている人だけに起業する資格があるんです。でもその先には、自分にしか見れない壮大な景色・世界が広がります。大きな責任とやりがい、そしてなにより桁違いの報酬。さあ、険しくも夢の溢れる冒険へ一緒に踏み出しませんか?ほんのちょっとだけ先輩である私が一緒に行けるところまでナビゲートしますよ!」と言ってやるべきだと思います。 じょうむ

NO375.受け身の達人
2022-10-07
おはようございます('◇')ゞ
世の中には受け身の達人が多く存在します。
「この会社、モチベーション上がらないな~」
いえいえ、モチベーションとは自分で上げるものです。誰かに上げてもらうものではありません。
「その会議、意味ないと思うんですよね。」
いえいえ、意味のあるものにするかどうかは、あなた次第ではありませんか?誰かに意味を与えられなければいけないのですか?
意味あるものとなるように提案などをしてみたらいかがですか?
「コロナの影響で…」
えぇ?それホントにコロナの影響なのでしょうか?実は自分の努力不足、工夫不足ではないのですか?
全て他人のせい、他人任せの言葉です。
いついかなる状況に遭遇しても、そこから学ぶこと、自分がなすべきことは必ずあります。気づかない、気づけないだけです。
そして、気づけるかどうかは自分の心掛け次第。でなければ世の中に勝者と敗者は生まれません。常に疑問を持ち、自らに問いかけ続けられるかです。
気づけた人間は勝者。気づけなかった人間は敗者。そして勝者のみが正義を語ることが出来ます。敗者の弁は全て「言い訳」「負け惜しみ」に過ぎなくなります(ブログ№367参照)。
常に原因は”自分の中”です。決して”他人”ではありません。 じょうむ

NO374.トラブル対応時のこちら側のテンションについて考える
2022-10-06
おはようございます('◇')ゞ
ブログ№371にて「トラブル対応」が重要ですよ、と書かせていただきました。
いろいろご意見を頂きまして、それらを総合して少し補足させてください。トラブル対応の程度(レベル)は様々ありますし、各社、各人の思うところ、スキルは多種多様であると思います。絶対的な正解というものもありませんし、同じ対応をしても顧客の価値観によって満足度合いは全く違うもの(評価)になりますよね。
ですので、基本スタンスとはどうあるべきか?というところを抑えるべきだと思っています。私が普段トラブル対応することにおいて注力しているのは「お客様と同じ熱量で対応する」ということです。
自分達にとってみれば取るに足らないことでも、それを知らないお客様はあたふたします。そこに「そんな程度なら後回しです」なんて対応をしたらNGです。
分かりやすい例は車両整備だと思います。タイヤ交換を自分でしたことのない人が突然パンクに見舞われたとします。スペアタイヤや工具が揃っていたとしても本人はパニックでしょう。藁をもつかむ気持ちでなじみの車屋さんに電話したら、「スペアタイヤに履き替えて、とりあえず工場まで持ってきて」なんて冷静に対応されたら「頼りにならない」という感情を持つでしょう。まずは相手のテンションと同じ目線に立つということが必要です。相手がパニックになっているなら、まずはこちらもそのテンションからスタートです。「それは大変だ~っ、さぞお困りでしょう。」それから少しずつテンションを冷静モードに落としながら話始めます。「でも大丈夫ですよ。応急的な対応をお教えしますので、今から言うことを一つ一つあわてずゆっくりやってください。」と。
トラブル(苦情案件含む)時の肝は、1にも2にも初期対応です。相手の感情に寄り添うこと。的確な指導はその後なのです。よく、相手のペースにのまれてはいけない、相手が興奮していればしているほどこちらは冷静に!というマニュアルを見かけますが、どうでしょうねぇ、私の経験上、いたずらに冷静に対処することは相手を逆なでする危険性の方が高いと思います。時に冷静で的確な指導・指摘は上から目線にとられがちである、ということは常に意識しています。気持ちは冷静に保つ、しかし相手へのリアクションは相手に合わせる(寄り添う)。これがその後の展開を考えてもベターではないかな?と思うわけです。 じょうむ

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