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スタッフブログ

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NO352.利益と儲け

2022-09-02
おはようございます('◇')ゞ

銀行員時代の話です。運転資金をお借りに新規の方(会社)が私の融資窓口にご来社されました。
最初は私の後輩が融資係としての初仕事で持ってきた案件でした。
「先輩、この会社は黒字だし、大丈夫ですよね!」初仕事で目を輝かしていましたが、財務諸表を見て、う~ん(;'∀')となりましたので、ご来社を頂きました。

「儲かっていますか?」と聞いたら、「ご覧の通り、当社は創業以来ずっと黒字です。」とニコニコです。
黒字なのは、事前に頂いている財務諸表からすでに分かっています。それを見た上で、あえて聞いています。と言うより、”利益”と”儲け”の違いを把握しているかな?という質問です。
一般の方が利益と儲けを同意義で用いるならわかります。が、ご来社されているのは社長さんと経理部長さん。これをズバッと答えていただきたいのです。

利益は、単なる計算上の差額に過ぎません。対して、私が言う「儲け」とは手元の現金の増加具合のことです。儲け=キャッシュフロー視点と言ってもいいかもしれません。
会社が倒産するときというのは、この現金が尽きた時です。黒字倒産とか勘定合って銭足らずというのもこのことを言います。
利益は単なる計算上の”差額”ですので、利益を出したいなら様々な手法があります。ですから、その会社の実情を知りたいのであれば現金の流れを見るのが重要です。
結局、この会社が抱える一番の問題点であろうキャッシュフローに対する意識や取り組み姿勢にかなりの抵抗感を示されましたので、お申込みはお断りさせていただきました。
「こんな黒字の会社の融資を断るなんて…」とその後輩や同じ支店の同僚たちから「嫌がらせか?」と批判を浴びました。

でもこの会社この後どうなったか?他の銀行から数千万円の融資を受けたにも関わらず、半年も経たないうちに倒産しました。利益を出していた売上の多くが回収不能の売上や架空売上だったのです。
キャッシュフロー計算書を作成すれば、事前に察知が可能です。B/SやP/Lを見るだけではどうしても限界があります。
「創業以来ずっと黒字」・・・なのに銀行に運転資金を借りに来た。。まずは「怪しい案件」だ、と融資担当なら思わなければなりません。 じょうむ

NO351.臨機応変という魔物

2022-09-01
おはようございます('◇')ゞ

「臨機応変に…」という言葉を聞くたびに、ゾワッとします。臨機応変とは何ですか?とその方に問いたいのです。
その時々に応じたやり方を予め決めておき(プランAとかプランBとか)、その状況に応じて最適な選択肢を選択をするというのなら分かります。しかし、ノープランでその時にどうするか自体を決める、ということであれば、それは「場当たり」的な対応、行き当たりばったりと呼ばなければなりません。
物事のルールや大原則を十分理解し、平素から誰よりも遵守している人間が言うのなら信用できるのですが、普段からルールお構いなしで好き勝手にやっている人や自分の例外的なやり方、自己本位なやり方のみに固執している人が「臨機応変」などと言うことには百害あって一利なしであります。
臨機応変な対応が求められる場面では普段と異なる状況に置かれます。ゆえに、その状況が収束次第、速やかに元に戻すことが必要なはずです。
でも実際はどうでしょう。臨機応変の下で変更されたやり方などが「悪しき前例」としてその後も残り続けるという現象に陥ります。
期限や用いる状況の条件・確認をしっかり行い、常に「臨機応変」をコントロールすることが強く求められます。じょうむ

NO350.じんわり心が温まるアニメ「大正オトメ御伽話(おとぎばなし)」

2022-08-30
おはようございます('◇')ゞ

アマゾンプライムで週末などに映画1本ほど見ている私ですが、夏休みの期間であることや雨模様の天気が続いたこと、そしてまたコロナがぶり返してきたこともあり、次女がかなりアマゾンプライムをヘビーユーズしている模様。
おかげで、その視聴履歴からはじき出される「おすすめ」映画やドラマなどが、すっかり次女用にカスタマイズされてしまい、全く私の趣味に見合っていません( ノД`)シクシク…
これも何かの縁だろうと、いくつか見てみますが、やはり趣味に合わなく開始10分位でほぼ離脱。でもそんな中で、思わず最後まで見てしまったのが「大正オトメ御伽話」。ね、どうみても私と不釣り合いのタイトルでしょう( *´艸`)
絶望の淵に立たされ、死すら覚悟する主人公(男性)の塞ぎ切った心に純朴な大正オトメ(女性)の明るさが春の嵐のように吹き抜ける、心温まるラブコメアニメであり、人間関係が希薄になりつつある現代の日本に一石を投じる作品です。
「人はどんなに絶望に叩きつけられても、誰かが支えてくれたら、また立ち上がることができるんだ」主人公の最後の言葉がとても印象的です。
人は人によって絶望に立たされもするし、救われたりもする。人は人である以上、人によって人となる。1話25分×12話を通じて貫かれているメッセージです。じょうむ

NO349.変革はいついかなるときも自分の中にこそ求められている

2022-08-29
おはようございます('◇')ゞ

何度もこのブログで言っていますが、状況を変えたければ、自分を変えろ、すなわち、変えられるべきものに注力せよ。
政治が悪い、世の中が悪いと嘆いたところで、あなたは政治を変えられるのですか?世の中を変えられるのですか?って話です。
変えられないことに力を入れても、状況は好転しません。それどころか悪化します。自分は悪くないという根底の考え方から脱却できないからです。
私が会社のやり方などを変えようと提案すると必ず、「お客様に迷惑がかかる」とか「お客さんが納得しないでしょう」と反論されますが、例えば、労働基準監督署などが来て指摘された場合、「だってそれはお客様の都合に合わせなければならないでしょう?」と同じように反論するつもりでしょうか。指摘される事象はお客様のせいなんだと言うつもりなのでしょうか。今度は労基がそのお客様のところに指導に行きますよ?大丈夫?
変わらないといけないのは、自分自身です。外的環境や外的要素を変えることではありません。
変革とは、いついかなるときも自分の中にこそ求められているものなのです。お客様の都合に合わせるのではなく、自己のスタイルを変えること、これこそ変革であります。じょうむ

NO348.視界の遮断で見えてくる心の中身

2022-08-27
おはようございます('◇')ゞ

私は寝つきがものすごくいい方です。目をつぶると、まあ1分と起きてないですね笑
ですけど、おっ!というアイディアが浮かんでくるのが、この時間帯という悩みがありました。
溢れ出てくるアイディアを書き留めるのに大変で、もう寝ていられません。
私は手帳にその考え方やアイディアが浮かんだ時間を書き留めているのですが、その多くが目をつぶっている状態であることに気づきました。
なので、ちょっとした隙間時間やアイディアを出さなければならない時は目をつぶることにしました。すると確かに、目を開けているときよりも考え方が整理できたり、アイディアが浮かんでくることが多いようです。
結論として、視界から入ってくる膨大なノイズを遮断することが、心の中に深くアプローチすることに有効なのでは?ということに至りました。
もし、ご興味のある方がいらっしゃいましたら試してみて下さい。ただ、そのまま寝てしまうという欠点があります( *´艸`) じょうむ

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